ファーストシューズには、内履きと外履きがある。つかまり立ちして数歩歩けた頃と、室内で10歩歩けた頃の選び方

初めての靴。かわいいものを選びたくなりますが、いつ、どんな靴を買えばいいのかは迷うところだと思います。

子ども靴を作っている靴メーカーのムーンスターは、ファーストシューズを内履き用と外履き用の2種類に分けて、それぞれ「〜頃には」という書き方で選ぶ時期を示しています。成長段階ごとの選び方も並べていて、靴に求められることが段階で変わっていくと読めます。

この記事では、ムーンスターの「ファーストシューズの選び方」と「成長段階に合わせた子ども靴の選び方」から引用し、そこから先は編集部の見方として段落を分けて書きます。靴メーカー1社の解説です。時期は月齢ではなく「〜頃には」と書かれていて、編集部はこれを目安として読んでいます。最後に出典をまとめました。

目次

歩き始めの足は、成長中で、歩き方も練習中

ムーンスターはこう書いています。「歩き始めの子どもの足は、足が成長中であると同時に立ち方・歩き方も練習中。成長にあわせたくつは、歩行を妨げることがないため、健全な歩行を促します」。

そして子ども靴の役目について、「子ども靴の大切な役目は、足を保護することです。そして、運動性を確保して助長することや、足の成長を妨げないことも大切です」。

つかまり立ちして数歩歩けたら:内履き用

時期の目安は、「つかまり立ちができるようになり、一人で数歩程度歩けるようになった頃には、内履き用のファーストシューズを選ばれると良いです」。

役割は「靴に少しずつ慣れさせてあげることで脱ぎグセの回避や正しい履き方を身につけてあげること」。選ぶ条件は「着脱がしやすい仕様で履き口やソールが柔らかく、転倒防止のための滑り止めがついているもの」です。

ここからは編集部の見方です。この書き方なら、つかまり立ちを始めたばかりで、まだ一人で歩けないうちは、靴を急いで買わなくていいと読めます。歩けるようになるのを見ていれば十分です。そして内履き用は外を歩くための靴ではなく、靴というものに慣れるための靴と読めます。家の中で短い時間から履かせてみて、嫌がらないか、脱いでしまわないかを見る期間だと思います。

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選ぶときは、ムーンスターの条件どおり着脱がしやすいか、履き口とソールが柔らかいか、滑り止めがついているかを確かめてください。編集部としては、役割が「正しい履き方を身につける」ことなので、かかとのない室内履きや靴下型ではなく、靴の形をしたものがいいと考えています。

室内で10歩歩けたら:外履き用

外履き用の目安は、「室内で10歩程度歩けるようになった頃には、外履き用のベビーシューズを選ばれると良いです」。

ここで大事にするのは「骨の正常な発達と、つまずき防止」で、選ぶポイントがいくつも挙がっています。

  • 立ち姿勢で足にフィットするもの
  • 足首の安定性に優れたハイカットタイプはおすすめ
  • 素材は柔らかくて足に馴染むもの
  • 靴底はかかとから2/3あたりで曲がるもの
  • 柔らかい関節を保護するためにも、足首まで深さがあり、かかと部分が補強されたもの

内履き・外履きに共通する「他にもある選び方のポイント」として、子どもの足先の形状に合ったつま先の形(親指・小指の角度や高さも重要)と、吸湿性の高い裏材や中敷き(「汗を吸うことで足の蒸れを抑え、皮膚のトラブルを抑制できる可能性があります」)も挙げています。

ここからは編集部の見方です。店では、かかとを指でつまんで硬さを見る、靴を手で曲げて、どこで曲がるかを見る。この2つは手に取ればすぐ確かめられます。足首まで深さのある形かどうかも、見れば分かります。

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布製のやわらかいベビーシューズの中には、かかとが補強されていないものもあります。商品説明でかかとの補強と靴底の記載を確かめてください。

サイズは、つま先5〜8mmと、親指が反り返る余裕

成長段階のページの0〜1歳(よちよち歩き)の項目に、サイズの目安があります。「サイズは、かかとを合わせて靴を履き、指先に5~8mm程度のゆとりがあるのが理想で親指が反り返るくらいの余裕も必要です」。

ここからは編集部の見方です。この時期の子どもは、きついかどうかを言葉では教えてくれません。だから親が確かめるしかない。ただ、0歳の子はじっと立っていられないことが多いので、確かめ方の中心は店での試し履きになると思います。つかまり立ちの姿勢で靴を履かせ、かかとを合わせて、つま先のゆとりと親指が反り返る余裕を見る。中敷きを取り出せる靴なら、中敷きを出して足に当てると見やすくなります。足の長さは、できれば目安として測っておくと候補を絞れます。

測り方や、成長に合わせて見直す間隔については子どもの靴のサイズの記事にまとめました。同じ記事で紹介した日本皮革産業連合会の調査では、成長期の子どもの足長は年間1cm前後伸びるとされています(18歳以下を計測した調査で、乳児に同じ数字が当てはまるかは分かりません)。

1〜2歳、2〜3歳、3歳から:求められることが変わる

ムーンスターは、その後の成長段階についても書いています。

1〜2歳(とことこ歩き):「1歳から2歳にかけては、成長するにしたがって歩き方が変わります。変化時期は子どもによって異なりますが、とことこ歩き出すと運動量も増え、汗をかきやすくなるため、通気性や吸湿性に優れた素材を選びましょう」。デザインはきちんとフィットして脱げにくいもの、サイズはつま先に5〜8mm程度のゆとり。

2〜3歳(走り出す):「自意識も強くなり、なんでも自分でやってみたい時期なので、靴も自分で着脱しやすいものがよいでしょう。「上手に履けたね」と褒めてあげることと、ちゃんと履けているかチェックすることを忘れずに」。こまめに靴を洗うことも必要とあります。

3歳から(飛び跳ねる):「土踏まずの形成は3歳頃から」。4〜7歳の間に人間の基本的な動作のほとんどができるようになり、運動量が飛躍的に増え、足の骨も急速に発達する。「痛み、足指の変形、皮膚炎、靴ズレなどのトラブルが出やすくなるので注意してあげてください」。靴はかかとやつま先が保護されたものを、とされています。

ここからは編集部の見方です。2〜3歳の「自分で履きたい」時期は、自分で履けたかどうかと、ちゃんと履けているかは別ということだと思います。かかとが入りきっていない、面ファスナーがゆるいまま。褒めたあとに、そっと直す。それ以降の子ども靴の選び方は、子どもの靴のサイズの記事で、かかとの硬さと曲がる位置の確かめ方も含めて書きました。

時期は目安。気になることは健診で

ムーンスター自身、1〜2歳の歩き方の変化について「変化時期は子どもによって異なります」と書いています。

ここからは編集部の見方です。「つかまり立ちして数歩歩けた頃」「室内で10歩歩けた頃」は、靴を選ぶ目安であって、発達の基準ではありません。歩き始めが早い・遅いで靴の時期がずれるのは自然なことです。歩き方や足の形で気になることがあれば、乳幼児健診や小児科で相談してください。靴で何とかしようとするより先に、です。

まとめ:慣れるための内履き、歩くための外履き

整理します。ムーンスターは、つかまり立ちができて一人で数歩程度歩けるようになった頃に内履き用(着脱しやすい、履き口とソールが柔らかい、滑り止めつき)、室内で10歩程度歩けるようになった頃に外履き用(立ち姿勢でフィット、足首まで深さがありかかとが補強されたもの、かかとから2/3あたりで曲がる底)を選ぶとよい、としています。

サイズは0〜1歳の項目で、かかとを合わせて指先に5〜8mm程度のゆとり、親指が反り返るくらいの余裕も必要。2〜3歳は自分で着脱しやすいものを選び、ちゃんと履けているかのチェックを忘れずに。土踏まずの形成は3歳頃から、とされています。

まず1つだけやるなら、つかまり立ちを始めたばかりならまだ急がず、一人で数歩歩けるようになるのを待つこと。外履きを買うときは、店でかかとを合わせて、つま先のゆとりと親指が反り返る余裕を見て、かかとの硬さと曲がる位置を手で確かめてください。

出典

※各資料は2026年10月10日に確認しました。

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この記事を書いた人

日常の靴選びから仕事に合わせた靴選びなど、さまざまな靴に関する情報をお届けしています。あなたの足元を彩る一足を見つけるお手伝いができれば幸いです。お気に入りの靴を見つけて、毎日の生活を足元から豊かにしてください。

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