夏のアウトドアサンダルを選ぶ。テバ・チャコから本格派まで4足ガイド【メンズ2026年】

夏のアウトドアサンダルを選ぶ。テバ・チャコから本格派まで4足ガイド【メンズ2026年】

ビーチサンダルだと長時間歩くと痛くなる、クロックスは機能的だけど見た目が気になる——そういう「夏のサンダル問題」を解決してくれるカテゴリがあります。スポーツサンダルです。テバやチャコが代表格として知られていますが、それぞれがどんな背景から生まれたかを知ると、「なんとなく機能的なサンダル」という見方が変わります。グランドキャニオンのラフティングガイドが考案した靴、コロラドの登山ガイドが足の痛みを解決しようとして作ったサンダル——どのブランドにも、現場のリアルな課題から始まった話があります。

2026年夏は、スポーツサンダルを街で使う人が増えています。テバやチャコのレトロなシルエットは、Y2Kファッションの文脈でも再評価されていて、「アウトドアブランドのサンダルをタウンで使う」ことに違和感がなくなってきた。今回紹介する4足は、創業背景がそのまま語れる理由になるサンダルです。

この記事では、「ビーチサンダル以外の夏のサンダル」を探しているメンズ向けに、背景まで語れるアウトドアサンダルを4足紹介します。

目次

「グランドキャニオンのラフティングガイドが考案した、スポーツサンダルの元祖」——Teva Original Universal

TEVA(テバ)
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TEVA(テバ)
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Teva(テバ)は1984年にアリゾナ州で生まれたサンダルブランドです。創業者マーク・サッチャーはグランドキャニオンのラフティングガイドで、川を下りながらビーチサンダルが流されてしまう問題に悩んでいました。解決策は「ビーチサンダルに足首固定のストラップを取り付けること」——ゴムストラップとベルクロで固定したシンプルな発明が、スポーツサンダルというカテゴリを作りました。「Tevaの元のスタイルって、ラフティングガイドが川でサンダルを流さないために作ったんだよ」という話が、誰でも一発でイメージできます。

Teva Original Universalは、1984年の誕生から今もほぼ同じシルエットのままです。速乾性ストラップ、面ファスナー2か所、EVAのミッドソール——シンプルすぎるほどシンプルで、「これが原点なんだ」という説得力がある。初めて履いたとき「ビーチサンダルより格段に歩きやすい」と感じました。足首がしっかり固定されていて、石畳や坂道でも足が滑る感覚がない。気づいたら夏の外出はほぼTevaになっていて、「あ、また履いてる」という感じで毎年手が伸びる靴です。4足の中で最も入手しやすく、「スポーツサンダルを初めて選ぶ一足」として最適です。

「コロラドの登山ガイドが、足の痛みをゼロにしようとして作ったサンダル」——Chaco Z/1 Classic

Chaco
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Chaco(チャコ)は1989年にコロラド州で創業したサンダルブランドです。創業者マーク・パーゴが登山ガイドとして現場で感じた「長時間歩いても足が痛くならないサンダルを作りたい」という動機が出発点でした。Chacoの最大の特徴は、ウェビングストラップが靴本体の内部を一本で通り抜けていること——このシステムで足のどの部分も自由に締め付け調整ができ、アメリカ足病医学協会が認定したLUVSEAT™フットベッドとの組み合わせで「足の医学的な正しさ」が設計の根拠になっています。

Chaco Z/1 Classicを実際に長時間歩いてみると、Tevaとの違いは「フットベッドのホールド感」です。足の裏がサンダルにきちんと乗っている感覚があって、長い距離を歩いても疲れ方が違う。また、ソールの張り替えサービスがあるのも特徴で——「このサンダル、ソールが減ったらメーカーで張り替えてくれるんだよ」という話は、サステナブルな観点でも会話になります。Tevaより一段フィット感にこだわりたい方に。

「サンダルでつま先を怪我した友人を見て、ポートランドの男が作った靴」——KEEN Newport H2

KEEN(キーン)
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KEEN(キーン)は2003年にオレゴン州ポートランドで創業したフットウェアブランドです。創業者ローリー・ファーストが、サンダルを履いていた友人がつま先を怪我する場面を目撃したことがブランドの出発点——「つま先を守るサンダルがあればいい」という発想で、トゥガード(つま先保護カバー)付きのサンダルを開発しました。「KEENってポートランド発で、友人のつま先の怪我がきっかけで生まれたブランドなんだよ」という話は、「スポーツブランドの創業エピソード」として完結度が高い。

KEEN Newport H2は、4足の中で最もタウンユースに違和感がないデザインです。トゥガードのおかげで見た目がサンダルより「靴に近い」印象があり、川・海・岩場と街歩きを一足で兼用できる。実際に長時間履いてみると、甲のストラップとかかとのウェビングで足全体がしっかり包まれていて「サンダルなのに足が安定している」という感覚があります。「家族でキャンプに行く日も、普通に街を歩く日も、同じサンダルで」という使い方をしている人が多いのは、この汎用性があるからです。

「カヤック・バイク・トレイルを1足でこなす、本格派の知る人ぞ知るサンダル」——Bedrock Cairn 3D Pro II

Bedrock(ベッドロック)は、「本格的なアウトドア活動でサンダルを使いこなす人」のために作られたサンダルブランドです。「サンダルでカヤックに乗る、山を走る、バイクで移動する」という使い方を前提に設計されていて、Vibram MEGAGRIPアウトソール(最高峰のグリップ性能を持つソールとして知られる)、G-フックバックルによる確実なフィット、ゼロドロップ設計(かかとと前足の高さが同じ)——素材と設計の一つひとつが「本気でアウトドアで使う」ことを前提にしています。

Bedrock Cairn 3D Pro IIは、実際に砂利道や岩場で履いてみると「サンダルが岩に吸いつく」感覚があります。Vibramソールのグリップが他の3足とは次元が違って、「これサンダルなのに滑らない」という体験が普通のサンダルとの差を一発で示してくれます。日本での入手は一部のセレクトショップや公式サイト経由になります。アウトドアに本気で向き合っている人が「これ知ってる?」という感じで出してくるサンダルで、Teva・Chaco・KEENと比べると知名度は低い分、「これどこのサンダル?」と聞かれる確率は4足の中で最も高い。「テバは知っている、チャコも持っている、次は本格的なアウトドアサンダルが欲しい」という方のための一足で、サンダルのカテゴリで「語れる背景」が最も濃いブランドです。

まとめ:「なぜこのサンダルを選んだか」を語れる4足

今回紹介した4足をまとめます。

  • Teva Original Universal:1984年・グランドキャニオン発。ラフティングガイドが考案したスポーツサンダルの元祖。入手しやすく初めての一足として最適
  • Chaco Z/1 Classic:1989年・コロラド発。登山ガイドが設計した医学的フィット感。ソール張り替えサービスありのサステナブル設計
  • KEEN Newport H2:2003年・ポートランド発。友人のつま先怪我がきっかけのトゥガード付きサンダル。タウン×アウトドア両用の汎用性が高い
  • Bedrock Cairn 3D Pro II:Vibramソールのゼロドロップサンダルでカヤックからトレイルまで対応。4足の中で最も「語れる背景」が濃い本格派

「スポーツサンダルを初めて選ぶ」ならTeva、「長時間歩いてもフィット感を追求したい」ならChaco、「街でもアウトドアでも兼用できる一足が欲しい」ならKEEN、「本格派のサンダルで差をつけたい」ならBedrock。それぞれ「誰が・なぜ作ったか」の話が違うので、サンダルを選んだ理由がそのままブランドのストーリーになります。個人的にChacoをすすめます。コロラドの登山ガイドが足の痛みを解決しようとして作ったサンダルが、今もソールを張り替えて使い続けられる設計になっている——「なぜこのサンダルを選んだか」の説明が一番長く続く一足です。

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日常の靴選びから仕事に合わせた靴選びなど、さまざまな靴に関する情報をお届けしています。あなたの足元を彩る一足を見つけるお手伝いができれば幸いです。お気に入りの靴を見つけて、毎日の生活を足元から豊かにしてください。

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