フランス人スケーターがLAで靴を作り始めた話がある。Etnies・Lakai・Emerica・DVS4足のスケートカルチャー発語れる背景【2026年版】

スケートシューズって、スケボーをしていない人が履いていいものなのか——ちょっと迷ったことがある人がいるかもしれません。

でも、そもそも「なぜこの靴が生まれたか」を知ると、その迷いが消えると思っています。1986年にフランス人スケーターがロサンゼルスで立ち上げたブランド。1999年に2人のトッププロが「自分たちが履きたいものを作ろう」と既存ブランドから独立して始めたブランド。1995年に「スケート・サーフ・スノーのカルチャーを一足に込める」という出発点で生まれたブランド——。

今回紹介するのは、そういう「作った人の話」が語れる4足です。「その靴どこの?」への答えが「フランス人スケーターがLAで作り始めたブランドなんだよ」になる靴は、スケボーをやるかどうかに関係なく選ぶ理由があります。

目次

フランス生まれのスケーターがロサンゼルスで靴ブランドを作った話:Etnies Marana

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Etnies(エトニーズ)は1986年にカリフォルニア州ラグナビーチで創業したブランドです。創業者はPierre André Senizergues(ピエール・アンドレ・セニゼルグ)——フランスで生まれ育ち、スケートボードをやりながら渡米したプロスケーターです。ブランド名「Etnies」はフランス語の「ethnicities(民族性)」に由来していて、様々なカルチャーが混在するロサンゼルスのスケートシーンを反映しています。「エトニーズって1986年創業で、フランス人のプロスケーターがLAで作ったブランドなんだよ。ブランド名がフランス語で民族性って意味」——この一文だけで、ヴァンズやコンバースとは全然違う文脈の話になります。スケーターが自分のブランドを作るという文化の草分けでもあります。

Maranaはエトニーズのロングセラーモデルで、スエードアッパーと独自のフォームインソールが特徴のスケートシューズです。最初に履いて出かけた日、夕方帰ってきたときに気づいたのは「あれ、全然足が疲れていない」という感覚でした。フラットで薄めなソール設計が、地面の情報を素直に伝えてくれるのに、足裏が痛くならない——この組み合わせが、スケートシューズを初めて選んだ人には意外に感じます。夏から秋のコーデに差し込むと足元に何かが違う感が自然に出ます。スケートシューズの「語れる背景」から選びたい人、フランスからLAへという文化の動きに興味がある人に向いています。

2人のプロスケーターが所属ブランドを離れ、自分たちの靴を作った:Lakai Telford

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Lakai(ラカイ)は1999年にカリフォルニアで創業したスケートシューズブランドです。創業者はMike Carroll(マイク・キャロル)とRick Howard(リック・ハワード)——ともに当時のスケートボード界でトッププロとして活躍していた2人です。2人は既存のブランドのスポンサー契約を持っていましたが、「自分たちが本当に履きたい靴が作れていない」という理由で独立し、Lakaiを立ち上げました。「ラカイって1999年に、2人のトッププロが所属ブランドを離れて自分たちで靴を作ったブランドなんだよ」——「プロが自分のためのブランドを作る」という話の中でも、「2人で一緒に独立した」という点が、この靴の背景として特別に語れるところです。

Telfordはラカイのローカットモデルで、スエードアッパーと補強されたオーリーエリアを持つシルエットが特徴です。「スケートシューズなのにこんなにクリーンなシルエットなのか」という印象があって——目立つロゴもなく、ストリートコーデに自然に馴染む見た目は、スケートシューズを初めて選ぶ人が選びやすい理由になります。履き始めは甲まわりが少しタイトで「もう少し緩ければ」と思う人もいるかもしれないけれど、一週間後にはそれがジャストフィットに変わっている——この「育つ靴」感が、長く付き合える理由のひとつです。スケートカルチャーに触れたいが使い勝手も欲しい人、「2人で独立した」という背景を持つ靴を選びたい人に向いています。

「America」をひっくり返した名前のブランド。スケーターの動きを設計に入れた靴:Emerica Omen Low

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Emerica(エメリカ)は1995年にカリフォルニアで創業したスケートシューズブランドです。「エメリカ」というブランド名はAmerica(アメリカ)の文字を入れ替えた造語で——「アメリカを少しずらした視点から見る」というカルチャー的な立ち位置を表しています。Steve Caballero(スティーブ・カバレロ)をはじめとするレジェンドスケーターたちがブランドアンバサダーとして設計に関わり、「現役のプロが実際に使う靴」として長く支持されてきました。「エメリカって1995年創業で、ブランド名がAmericaをひっくり返した造語なんだよ。プロスケーターが設計に入って、実際に使うことを前提に作った靴」——名前の由来から始まる話は、靴の話として記憶に残ります。

Omen Lowはエメリカのローカットモデルで、厚めのクッションインソールとフラットソールの組み合わせが特徴です。「薄底だから足が疲れそう」と思って履いてみると、インソールのクッションが意外なほどしっかりしていて——「あ、これ全然疲れない」という発見があります。足の裏に地面の質感がちゃんと伝わってきて、自分が今どこを歩いているかわかる感覚がある。HOKAのような厚底に慣れていると最初は「地面が近い」と思うかもしれないけど、それがしばらくすると「これの方が自然じゃないか」に変わります。スケートシューズの設計思想で足元を選びたい人、厚底に疲れてすっきりしたソールを探している人に向いています。

スケート・サーフ・スノー——3つのカルチャーが交差するところから来た靴:DVS Comanche

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DVS(ディーブイエス)は1995年にカリフォルニアで創業したアクションスポーツブランドです。スケートボードだけでなく、サーフィン・スノーボードのカルチャーも同時に取り込んで展開するというアプローチが特徴で——「スケート・サーフ・スノーという3つのカルチャーが交差するところにある靴ブランド」という出発点で設計されています。「DVSって1995年のカリフォルニア創業で、スケート×サーフ×スノーカルチャーをまとめて背景に持つブランドなんだよ。スケートシューズなのに、サーフィンとスノーボードの話まで入ってくる」——3つのカルチャーが交差する点が、他のスケートブランドと全く違う話の切り口を作ります。

Comancheはスエードとレザーを組み合わせた耐久性重視のアッパーに、フラットソールを合わせたモデルです。手で触ったとき「この素材、しっかりしてる」と最初に思う——それがそのまま「長く使えそう」という確信になる靴です。実際に三ヶ月使い続けて、かかとのステッチが崩れず、スエードのへたりもほとんどなかった、という感触が記憶に残っています。デザインはシンプルで主張が強すぎず、コーデを選ばない懐の広さがあります。スケート・サーフ・スノーという横断的なカルチャーに興味がある人、タフで長く使えるスニーカーを探している人に向いています。

まとめ:スケートカルチャーは「作った人の話」から語れる

4足を並べると——フランス人スケーターがLAで作り始めたブランド(Etnies)、2人のトッププロが独立して作ったブランド(Lakai)、Americaを反転させた名前のブランド(Emerica)、スケート×サーフ×スノーカルチャーを横断するブランド(DVS)——という4つの出発点があります。どれも「スケートシューズとして機能する」という以前に、「誰がなぜ作ったか」という背景が語れる靴です。

「その靴どこの?」への答えが「フランス人スケーターがLAで作り始めたブランドで、ブランド名がフランス語で民族性って意味なんだよ」という靴を選ぶことは、スケートボードをやるかどうかとは関係がない話です。個人的にはEtnies Maranaをおすすめします。1986年という歴史の長さと、フランス人スケーターがLAに渡ってブランドを作ったという出発点が、4足の中で最も「一言で語れる背景」として完結しています。夏から秋にかけて一足新しいスニーカーを選ぶなら、スケートカルチャーから入ってみるのが今一番面白いと思っています。

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この記事を書いた人

日常の靴選びから仕事に合わせた靴選びなど、さまざまな靴に関する情報をお届けしています。あなたの足元を彩る一足を見つけるお手伝いができれば幸いです。お気に入りの靴を見つけて、毎日の生活を足元から豊かにしてください。

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